猫ちゃんは好き嫌いがはっきりしている子が多いので、途中で食餌を変えるのが困難です。
ワンちゃんはお腹が空けば嫌いなフードでも我慢して食べますが、猫ちゃんは「食べないものは食べない!」のです。
ですから、子猫の時の食生活が一生の食生活を左右しますし、成猫の普段の食餌は生涯の健康の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
また例え喜んで食べていても体質に合わなければ吐いたり下痢したりしますので、キャットフードの選択には十分注意して下さい。
体質に合った新鮮な食餌を続けてあげることが一番の病気予防になります。
猫がストレスに対して非常に敏感なのはみなさんご承知のとおりですが、
そのストレスが原因で血液検査の数値まであっという間に変わってしまうのをご存知ですか?
血液を顕微鏡でみるとその猫がどれほどのストレス下に置かれているのかがわかってしまいます。
引っ越した、近所で工事をしている、飼い主さんに赤ちゃんが生まれた…そんな人間にとっては小さなことが
一緒に暮らしている猫の病気の原因になることもあるのです。
それは消化器症状や皮膚病・脱毛といった形で現れることが多く、放っておくと重篤な内臓疾患に進行することさえあります。
では猫にとってどんな環境がベストなのかというと、「好きな場所で好きな人にかまってもらうこと」これにつきます。
構い方ひとつにしても走り回りたい子もいればお膝の上でのんびりしたい子もいます。
1匹1匹の猫ちゃんにあった環境を作ってあげることが何よりも長生きの秘訣だと思います。
「病院へ行くことがストレスだからぎりぎりまで行かない」という飼い主さんもいます。
でも猫はがまん強い動物ですから、飼い主さんが「ぎりぎり」だと感じた時には「手遅れ」になることもあるのです。
いつもと違うなと感じたら早めの受診をお勧めします。
ワンちゃんのように頻繁に病院へ来て慣らしてくださいというわけには行きませんので、
できれば年に1回のワクチン接種の時に健康診断(血液検査やレントゲン検査)をしてあげるとか
本人が来院しなくても定期的に検便検尿をするなどして、健康状態の把握につとめてあげて下さい。
かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、猫ウイルス性鼻気管炎にたいへんよく似ています。
症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、また、ときには急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、セキ、鼻炎などの呼吸器症状のほか、結膜炎をひき起こします。
高熱で食欲はなくなり、鼻水と涙で顔中クシャクシャ、典型的なカゼの症状がみられます。
白血球が極端にすくなくなる病気で、パルボウイルスが病原体。
高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状となります。
体力のない子猫などは、たった1日で死ぬこともあるこわい病気です。
持続感染すると80%が3年以内に死亡します。
白血病やリンパ腫などの血液のガン、貧血、流産などを起こします。
病気に対する抵抗力(免疫)が弱まるため、いろいろな病気も併発しやすくなります。
感染してから発病までの期間がたいへん長く、その間は見かけ上健康にみえますが、ウイルスをだ液中に排泄し、他の猫へうつします。
クラミドフィラ フェリスによる感染症。
菌は眼や鼻から進入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。
肺炎を起こすこともあります。ヒトに感染して結膜炎が起きた例も報告されています。
膚病をおこすだけでなく人間にも寄生し皮膚病やアレルギー症状を起こすことがありますので、必ず予防しましょう。
当院で扱うノミ・ダニ予防薬は、ホームセンターなどで販売されているノミダニ駆除剤とは成分が違い、動物病院で獣医師が処方するお薬です。
一度垂らすだけでノミ・ダニを確実に駆虫し、その効果が1ヶ月の間続きます。またお家で簡単につけられます。(もちろん病院でつけることも可能です)
※お薬のご紹介
手術の一番の目的は繁殖を防ぐことですが、外に出る猫ちゃんは交尾やケンカをすることで
猫エイズウイルス等に感染する確立が高いため、手術をすることが伝染病の予防にもなります。
また発情しなくなりますので、発情行為はなくなります。
(ただし、雄のマーキングを止めさせるのは非常に困難です、病院にてご相談下さい)