‘ハムスターの豆知識’ カテゴリーのアーカイブ

眼の下が突然腫れてしまいまして、穿刺しますと悪臭を伴うクリーム状の膿が漏出しました。 
実は、10日前に同じ側の眼が細菌性の結膜炎になりまして、点眼治療を始めており、ほとんど治りかけていた矢先の出来事でありました。 
どうやら左眼に感染しました細菌が隣接の皮膚の下で増殖したようでした。 
まさに、一難去ってまた一難ですね。

2歳4カ月のおばあちゃんハムスターでした。
朝まで正常でしたが、昼過ぎに突然右目が飛び出した様子でした。
なので、眼が開きっぱなしに見えております。
飼い主様が出血にみえていた目頭の部分は、強膜の充血です。
拡大してのぞいて見ますと、眼球中央の前眼房内に出血がありました。
どうやら、外傷による眼球突出でした。
お聞きすると、なぜかケージ内部に敷藁の茎の部分が突出していたそうです。
その茎が凶器になってしまったのかもしれません。

毎年ジメジメした梅雨時期には、人と同様に動物にも皮膚病が多くなります。
なかでも、皮膚糸状菌症という真菌性の皮膚病が多発します。
原因菌は、カビ菌の仲間で、人にも感染する事もある人畜共通感染症の一つです。
カビは、湿気の多い時期に室内や衣類、食物にも発生しますが、この菌とは、別です。
また水虫菌の仲間ですが、人に感染しても水虫になることは、ありません。
動物の場合は、元々カビ菌が感染しる事が多く、ストレスにより発症するようです。
犬猫は、もちろん、ウサギ、ハムスターでも発症します。
写真は、黒い猫でしたが部分的に脱毛しており、白っぽいお肌が露出してます。
そして、いつもより全身の脱毛が増えておりました。
また皮が一部むけてている所があり、皮膚病と健康な皮膚との境になります。
少し痒がる時もありますが、一般的に痒みは、ほとんどありません。
内服薬や外用薬、薬用シャンプー等で治療します。

ジャンガリアンハムスターが寝ないで痒がっており眠れないようでした。
見ると胸から両腕にかけて掻いていた様子で、脱毛し皮膚が赤くなっていました。
人間と同様にアレルギーの原因は、様々ですが、原因の特定は、困難です。
原因の多くは、チップを敷物に使用しているケースのようです。
敷物の変更が効果的だったりします。

2歳のジャンガリアンハムスターでした。
左前足が腫れているので来院致しました。
それは、硬い組織でできており、皮膚にがっちりとくっついた腫瘍でした。
ハムスターの腫瘍は、比較的頻繁に遭遇する病気です。
悪性腫瘍の割合は、ゴールデンが77%、ドアーフ系が43%という報告があります。
つまりゴールデンハムスターの方が悪性率が高いようです。
早いと1歳以降から体表腫瘍が発症します。
ハムスターの寿命は、2年位と短いので、腫瘍ができると、さらに寿命を縮めます。
治療方法は、お薬では、治療ができませんので手術にて摘出します。

院長:伊藤宗徳

院長 伊藤宗徳

東京都新宿区出身
麻布大学卒業

常に動物医療を学び、それらを生かし、動物達の生命及び健康を守れるように日々前進して行きたいと思います。

【趣味】
野鳥観察、登山、ランニング、
筋力トレーニング、自転車