‘犬の豆知識’ カテゴリーのアーカイブ
毎年ジメジメした梅雨時期には、人と同様に動物にも皮膚病が多くなります。
なかでも、皮膚糸状菌症という真菌性の皮膚病が多発します。
原因菌は、カビ菌の仲間で、人にも感染する事もある人畜共通感染症の一つです。
カビは、湿気の多い時期に室内や衣類、食物にも発生しますが、この菌とは、別です。
また水虫菌の仲間ですが、人に感染しても水虫になることは、ありません。
動物の場合は、元々カビ菌が感染しる事が多く、ストレスにより発症するようです。
犬猫は、もちろん、ウサギ、ハムスターでも発症します。
写真は、黒い猫でしたが部分的に脱毛しており、白っぽいお肌が露出してます。
そして、いつもより全身の脱毛が増えておりました。
また皮が一部むけてている所があり、皮膚病と健康な皮膚との境になります。
少し痒がる時もありますが、一般的に痒みは、ほとんどありません。
内服薬や外用薬、薬用シャンプー等で治療します。
お猿のお尻を思わせるようなチワワさんの赤い肛門でした。
ペットシーツには、何か所も排泄した形跡が残っており、頻繁に下痢をしてたようです。
その間、お尻をよく舐めていた様子で、またお尻を地面に擦りつける仕草もありました。
その結果、肛門の周囲が赤く炎症を起こしてしまったのでした。
さぞかし痛かったのでしょう、触ろうとすると怒られてしまいました。
これは、肛門近くの大腸の炎症で引き起こされた下痢による症状です。
何度も排泄の姿勢をするのですが、少しずつしか排便しません。
なので、たまにオシッコが出ないと思い受診なさるケースがあります。
肛門腺の炎症でも似たようになりますが、下痢をする事は、ありません。
赤い肛門を治してあげるよりも、下痢の治療が先決です。
下痢が治まれば赤い肛門の色も引いて参ります。

食欲が無くなったので来院しました12歳の雌のヨーキーでした。
1か月程前に発情があり、それ以来オリモノの分泌が長い間続いておりました。
見ると陰唇が随分腫れおりました。(写真参照)
そして乳白色の分泌物が出ており、よく陰部をなめておりました。
また食事を食べないにもかかわらず、お水だけは、よく飲んでおりました。
以上の症状は、子宮蓄膿症の特徴的な症状ですので、特に発情後は、御注意下さい。
比較的、中高齢の犬に多い病気で、まれに猫、ウサギ、ハムスター等でも発症します。
唯一の予防方法は、避妊手術ですので仔犬のうちに早めに手術をしてあげましょう。
とかく避妊手術を躊躇ってしまう飼い主様が多いのが現状です。
仔犬の頃から体に負担をかけたくないといった飼い主様の共通の思いのようです。
早期に避妊手術をすると老犬に多い乳腺腫瘍の予防も可能です。
その際は、できるだけ1歳未満の避妊手術をお勧め致します。









