‘犬’ カテゴリーのアーカイブ

まだ生後2~3カ月のミニチュアダックスの仔犬です。
突然お顔がパンパンに腫れて別人になってしまいました。
多くは、ヒトの食べ物の拾い食いか盗み食いです。
仔犬のうちは、何でもかんでも口にしますので、室内でのケージ管理がお勧めです。
一時的なものでしたら特別の処置もせずに翌日には、改善します。
症状が継続してると主食の変更を考慮しましょう。

どうも最近いつもお耳を痒がっていたそうです。
見るとお耳の入り口に小さな腫瘍がありました。
かなり掻いていたようなので出血を伴っておりました。
放置すると、なかなか治らない慢性の外耳炎になりますので、すぐに切除致します。
なるべく小さいうちに発見し早期に処置をすると治癒が早いです。
これは、ニャンコのお耳ですが、犬でも有りますよ。

犬猫は、たまに誤って異物を飲み込んでしまう事があります。
今回は、変わり種のサッカーボール状の小型犬用おもちゃです。
飲み込んだ犬は、大型犬のラブラドルレトリバーでした。
ラブラドルは、お口が大きいせいでしょうか、いろいろと誤嚥の多い犬種であります。
くわえた後は、あっと言う間に飲み込んでしまい一瞬の出来事のようです。
頑固に放さない時は、その犬の好きな食べ物やおもちゃを見せると放したりします。

一口に眼ヤニと言っても、様々なタイプがあります。 
このワンコの眼ヤニは、膿の様にドロドロした感じですので、膿性眼脂と申します。 
眼ヤニは、まぶたにまで付着しており、かなりの不快感がありそうです。 
こうなると、まともに眼を開けていられねくなりまして眩しそうにします。  
細菌性結膜炎等の感染によるものでして、もちろん眼薬の点眼薬で治療致しますが、必ず洗眼をして眼ヤニを取り除いてからの点眼処置が必要です。

このニャンコは、白色のスコティシュホールドです。
左右の眼の色の違いは、虹彩異色という生まれつき虹彩の色違いによるものです。
虹彩異色とは、シャム種やヒマラヤン種、白い猫で見られます。
両目の虹彩が青色の猫では、しばしば聴覚障害を持っていると言われており,シャム種で研究されております。
残念ながら治療方法は、ありません。

これは、小さい方が乳首ですが、大きい方は、腫瘍です。
乳腺に由来する腫瘍は、一般的には、乳腺腫瘍と言います。
ほとんどが雌の病気ですが、まれに雄にもあります。
早期の避妊手術によって乳腺腫瘍の発症の予防が可能です。
なので、できるだけ1歳未満の避妊手術がお勧めです。
それ以上の年齢での避妊手術では、予防効果が少なくなります。
悪性の割合は、犬では、50%ですが、猫では、90%以上と言われています。
つまり、猫では、ほとんどが悪性ですので、雌猫の避妊手術は、必須でしょう。

毎年ジメジメした梅雨時期には、人と同様に動物にも皮膚病が多くなります。
なかでも、皮膚糸状菌症という真菌性の皮膚病が多発します。
原因菌は、カビ菌の仲間で、人にも感染する事もある人畜共通感染症の一つです。
カビは、湿気の多い時期に室内や衣類、食物にも発生しますが、この菌とは、別です。
また水虫菌の仲間ですが、人に感染しても水虫になることは、ありません。
動物の場合は、元々カビ菌が感染しる事が多く、ストレスにより発症するようです。
犬猫は、もちろん、ウサギ、ハムスターでも発症します。
写真は、黒い猫でしたが部分的に脱毛しており、白っぽいお肌が露出してます。
そして、いつもより全身の脱毛が増えておりました。
また皮が一部むけてている所があり、皮膚病と健康な皮膚との境になります。
少し痒がる時もありますが、一般的に痒みは、ほとんどありません。
内服薬や外用薬、薬用シャンプー等で治療します。

10歳のワイヤーホックステリアでした。
右目の上まぶたに出来物があり、徐々に大きくなりました。
そのため、右目の白目が擦れてしまい慢性的な結膜炎を起こしておりました。
また目頭には、眼やにが多く付いておりました。
きっと、目がいつもゴロゴロしてる感じでしょうか。
これは、まぶたにできた腫瘍でして、組織学的に大部分は、悪性のようです。
まぶたの腫瘍は、7~10歳以降の老齢犬に一般的に見られます。
点眼液等で治す事が不可能ですので、手術で摘出する事になります。
角膜や結膜に刺激があり、症状が伴うようでしたら手術をすべきです。

お猿のお尻を思わせるようなチワワさんの赤い肛門でした。
ペットシーツには、何か所も排泄した形跡が残っており、頻繁に下痢をしてたようです。
その間、お尻をよく舐めていた様子で、またお尻を地面に擦りつける仕草もありました。
その結果、肛門の周囲が赤く炎症を起こしてしまったのでした。
さぞかし痛かったのでしょう、触ろうとすると怒られてしまいました。

これは、肛門近くの大腸の炎症で引き起こされた下痢による症状です。
何度も排泄の姿勢をするのですが、少しずつしか排便しません。
なので、たまにオシッコが出ないと思い受診なさるケースがあります。
肛門腺の炎症でも似たようになりますが、下痢をする事は、ありません。
赤い肛門を治してあげるよりも、下痢の治療が先決です。
下痢が治まれば赤い肛門の色も引いて参ります。

食欲が無くなったので来院しました12歳の雌のヨーキーでした。
1か月程前に発情があり、それ以来オリモノの分泌が長い間続いておりました。
見ると陰唇が随分腫れおりました。(写真参照)
そして乳白色の分泌物が出ており、よく陰部をなめておりました。
また食事を食べないにもかかわらず、お水だけは、よく飲んでおりました。

以上の症状は、子宮蓄膿症の特徴的な症状ですので、特に発情後は、御注意下さい。
比較的、中高齢の犬に多い病気で、まれに猫、ウサギ、ハムスター等でも発症します。
唯一の予防方法は、避妊手術ですので仔犬のうちに早めに手術をしてあげましょう。
とかく避妊手術を躊躇ってしまう飼い主様が多いのが現状です。
仔犬の頃から体に負担をかけたくないといった飼い主様の共通の思いのようです。
早期に避妊手術をすると老犬に多い乳腺腫瘍の予防も可能です。
その際は、できるだけ1歳未満の避妊手術をお勧め致します。

院長:伊藤宗徳

院長 伊藤宗徳

東京都新宿区出身
麻布大学卒業

常に動物医療を学び、それらを生かし、動物達の生命及び健康を守れるように日々前進して行きたいと思います。

【趣味】
野鳥観察、登山、ランニング、
筋力トレーニング、自転車