‘小鳥の豆知識’ カテゴリーのアーカイブ

小鳥さんのお尻に赤いものが出ているとのことで御来院です。
見ると卵管といっしょに卵が産卵できずにぶらさがっておりました。
卵管に癒着するタイプですと卵管が飛び出してしまいます。

また長期に閉塞しておりますと排泄ができなくなり卵に糞が付着してることがあります。
いずれにせよ早い時期に卵を出してあげるのが必要です。

ブンチョウさんの皮膚糸状菌症(黄癬)という、カビの仲間の感染症です。
犬猫にも有りますが、小鳥さんにもまれに発症致します。
特徴は、頬の黄色の分厚いかさぶた(痂皮・かひ)です。
かさぶたを無理に剥がすと出血しますので、剥がさない事です。
かさぶたを剥がしても、またかさぶたができてしまいます。
たまに痒がる事があり、感染性ですので同居鳥と隔離して下さい。

足にイボイボがたくさんできております。
これは、重度の痛風結節でして、さぞかし痛いかと思います。
小鳥さんの痛風は、ヒトと発病原因が異なります。
主な原因は、ビタミンAの欠乏症による腎障害から痛風が発症致します。
腎障害になると尿酸が排泄しずらくなり尿酸の増加が元の原因です。
止まり木に止まる事ができませんし、床に置いても立つ事すら不可能でした。 
ヒトにも痛風がありますが、何を隠そう私も不摂生な生活がたたり、かつて痛風になってしまいました。
痛風の痛みは、経験してみませんと説明のしようがありませんです。
私の場合は、痛いなんてもんじゃありませんで、文字通り七転八倒の有様でした。
それ以来、規則正しい生活に努めており、お陰様で再発しておりません。

かなりビックなセキセイインコでした。
全身が脂肪腫で覆われておりました。
脂肪腫とは、良性腫瘍ですが、ここまで全身に及びますとギネスものかもです。
良性の腫瘍と言っても、なんと体重が62g。ほぼ適正体重の倍でした。
この子は、いつもおばあちゃんから人間の食べ物をちょくちょく頂いていたそうです。
しかも、人と同じ様に寝起きをし、毎日夜遅くまで夜更かしをしていたとの事。
鳥かごに居る時は、寝るときだけで、それ以外は、ほとんど放鳥状態。
ここまで来ると何とお話をすれば良いのやら、言葉が見つかりませんでした。
遠くからお出で頂いておりましたので、強くも言えず。
まさに、開いた口が塞がりませんでした。

院長:伊藤宗徳

院長 伊藤宗徳

東京都新宿区出身
麻布大学卒業

常に動物医療を学び、それらを生かし、動物達の生命及び健康を守れるように日々前進して行きたいと思います。

【趣味】
野鳥観察、登山、ランニング、
筋力トレーニング、自転車